53才のリアルタイム リストラ日記

突然 リストラを通告された53才 サラリーマンの物語をリアルタイムでお伝えします。

ベンチャー社長との面接 -2020年5月12日

ゴールデンウィーク前に受けた面接はパスし、明けの翌週、社長との最終面接になった。この会社は某有名コンサルティング会社を退職してこの社長が自分のビジョンを実現する為に約5年前に設立した会社だ。初めは企画職の求人で見つけた。この会社の名前は知らなかった。求人の募集内容は自分の経験にぴったりだった。外資にすこしヘキヘキしていたので国内企業にも応募の幅を広げようと思っていた。

国内企業の求人にはここまで数件応募したが案外ハードルが高かった。外資では多くの人が複数社の転職を重ねて、そこでの経験が次のチャレンジのきっかけになることが多いが、国内企業はやはりまだ、転職歴が多い、年齢、現行年収が大きな壁となってくる。初めから外資の人は採りませんといってくる会社もある。

実際こちらは。例えばすべて数値化してPDCAを回すことなどの知見や経験値で勝負したいし、年収もその会社の仕事やビジョンがマッチすれば、それなりの妥協はするつもりであるが、その入り口に立つのが難しいということを感じていた。

そんな中でこの会社は面接の機会をくれた。会社のビジョンも明確であり、共感できるポイントが多かった。

一次面接は直属の上司となるマネージャーだった。彼は僕より若いが(みんな若いのだが。。)すごく頭の回転がよくて、とても温和な人だった。この歳になってやはり重要なのは、一番やりとりとしなければならない人と温度が合うかだと思う。そう意味では僕の方は彼に大変いい印象をいだいたが、会話は何かつかみどころがなかった。

数日後、2回目の面接がセットされ、技術系の役員と面会した。むかしのテクノロジーの話で盛り上がったが、うまくいったかどうかは疑心安義だった。

そして社長との最終面接である。

Webで会社のビジョンに興味を思ったので彼が書いた本をゴールデンウィークに読んでいた。彼のビジョンとそこにたどり着くキャリアの話が熱く語られていた。経歴だけを見ると華々しいがかなり苦労してたどり着いたようだった。

社長はベンチャーらしく、ジーンズとTシャツで入ってきた。

自分の経験をシンプルに濃く話ができるようにかなり事前準備をしたが、聞かれたことは一番プレッシャーに感じたプロジェクトの話やそのときのダイアローグなどだった。なんか心理学者に質問を浴びされるような感じだった。

僕は彼に非常に興味があったので、僕側からもいろいろなことを聞いた。かなり厳しいい質問も投げてみた。このポジションは最低週二回は、社長と直接やりとりをする場面があることを聞いていた。なのでお互いにベクトルが合わなければ長続きしないと思っている。

ただ自分の悪いところは、相手と話で受けとけてしまうとついつい言わなくてもいい余計な話題に踏み込んでしまうところだ。今回も少しそんな感じで進めてしまった。

一方でそれは自分のそもそもの性格なのでそこが合わなければダメだとおもう。

面接は1時間半におよんだ。やりきった感はあったが、やりすぎた感もあった。

しかし、「人事を尽くて天命を待つ」。そんな心境の夜だった。

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