53才のリアルタイム リストラ日記

突然 リストラを通告された53才 サラリーマンの物語をリアルタイムでお伝えします。

New Chapter (失業1日目)- 2020年6月1日

最終出社日後、退職に必要な書類を揃えて会社に送った。これですべて終わった。でも、もう振り返る気持ちはかけらもない。あとは前を向いてすすむだけだ。

少し真剣に、もし就職がうまくいなかい場合のことを考えはじめていた。しかし、たぶん大きく違うことは10年前に起業に失敗した経験があること。

うまくいく方法はわからないが、どういう風にしたら確実に失敗するかはわかっている。頭の中をマインドマップに書き出してみた。ここ数年漠然と考えて事業アイデアがいろいろ巡った。

勢いで昔 一緒に起業した戦友に連絡をした。今の状況を説明し、あたまに描いていることを説明すると「明日 午前中にオンラインで打ち合わせしようよ」と言ってくれた。

次の朝、彼と打ち合わせをした。

お互いに過去のことは、いい勉強とともに苦い思い出なので、そこにはあまり触れなかった。彼は今 事業会社でプログラマーとして働いているとともに若いプログラマーにアイデアをどのような方法で、システムやソリューションに変えていくかという事をボランティアで教えている。

僕の事業アイデアとそれを伴うシステムの概要について意見をくれた。

「最初から欲張らず、人力がやれるとことは人力でやったらいいよ。それが、ITで動かせたほうが儲かるようになったら、システムを拡張すればいい。」

いろいろな金言をもらった。やはり戦友とは特別な繋がりを感じる

またその日、Facebookでつながっている昔の同僚の記事をみつけた。起業したが、コロナの影響で苦戦しているとのことだった。時間があるのでため込んでいた本をいっぱい読もうと思っているという。

ふと「マインドマップを使って読む速読法を伝授しようか」とメッセージを書き込んだ。4月から、マインドマップのインストラクター資格取得の勉強を開始し、自分なりにビジネス書の読書法を開発し、この1ヶ月に20冊くらいを読み込んだ。3時間もあれば、300〜400ページくらいの標準的なビジネス書をすらすら読めるようになった。

すぐに彼から、「ぜひ」と返事があったので、オンラインで軽く打ち合わせをして、月曜日にプライベートなオンラインセミナーの講師をやることになった。軽い気持ちで声をかけたが、彼は教育現場のプロなのでセミナー内容のダメ出しをしてもらう条件にやろうということになった。

2020年6月1日 会社を退職して1日目、失業第一日目は無給のセミナー講師としてスタートをきった。

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