53才のリアルタイム リストラ日記

突然 リストラを通告された53才 サラリーマンの物語をリアルタイムでお伝えします。

日本法人のアメリカ支社(失業38日目)− 2020年7月8日

先週水曜に、初回の失業認定にハローワークに行ったが週明け火曜日には最初の失業手当が入金されていた。コロナ禍でもろもろの手続きが滞るという話を聞く中でとてもありがたい。本当に公務員の方々には頭が下がる思いである。

そして今日は朝から日経ベンチャーアメリカ支社とのインタビューがセットされていた。これで6人、7人目となる。この会社は現在アメリカへの進出に勝負をかけており、アメリカサイドの社員もとても経験豊かで、その業界では有名な人物を採用している。今日のインタビュワーも、アメリカの某大手メディア企業で新規事業を立ち上げて成功させた経歴をもっていた。まずこういう人ときちんと話題をあわせて話をすすめるのはかなり難易度が高い。この準備のために、先週からアメリカの業界事情についての本を3冊ほど読んだが、所詮 付け焼き刃的な知識なのでそれをそのまま使っても通用しないだろう。

もちろん自分の見解をまとめておくとして、結局、インタビューの戦略としては、話題をふって相手に多く話させるという方向ですすめることにした。

最初は自己紹介ということで彼の方から自分の経歴、経験、なぜこの日本の会社に入ってかと話てくれた。その中でいくつか自分のキャリア経験と重なるような内容があったので、そこを軸に話題をふくらませていた。

話はずいぶん弾んでいい感じですすみ、インタビュー30分の予定だったが45分ほど時間を使ってくれた。

最後の質問で「なんでこの会社に入りたいと思っているのか」と聞かれた。

もちろん用意はしていたが、この質問は、今のステージには厳しい質問の一つである。多くの案件はエージェントから紹介を受けたものなので、自分でこの会社と選んで応募しているものではない。志望動機をきかれても突き上げて来るものはないのだ。しかしながら採用しようとしている方とのギャップが悩ましい。

流石にこういう人物と話す機会はいっぱい学びがあったし、楽しかったがなぜか不思議な後味とともにインタビューを終えた。

この会社の採用面接にも、かなりの時間、業界、会社に対する勉強時間、エネルギーをかけてきた。

いまはうまくいって欲しいとただ、ただ願っていた。

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