53才のリアルタイム リストラ日記

突然 リストラを通告された53才 サラリーマンの物語をリアルタイムでお伝えします。

混乱 - 2020年2月27日

退職勧奨の通告をうけた夜、眠れなかった。

酒をあおって寝てしまおうと思い、布団に入って目をつぶったが頭の中にはぐるぐるといろんな思考が巡っていた。とにかく、怒りの感情がおさまらない。どこにこの気持ちをぶつけていいのかわからない。なんどもiPhoneで時刻を確認してしまう。こんなに時が進まない夜は久しぶりだった。

 

窓の外が白々としてきた。結局寝られず、軽い頭の痛みを感じながら、ランニングウエアをきて外にでた。午前5時、今年は暖冬だがこの時間はまだ寒さが体にしみる。

朝のランニングは数年前から習慣化している。長く続けるコツは無理を自分にかさないこと。行きたくないときは行かない。息が切れたら早歩きにする。

でもこの日は自分の体をいじめたかった。心の苦しさから、逃れるように走り出した。

40分ほどすると太陽の光がさしてきた。太陽の力はすごいと思う。なんだか気持ちが軽くなった。ふと頭に歌のフレーズが浮かんだ。

「運命に負けないで、たった一度だけの人生を」

iPhone山下達郎の「希望という名の光」をさがして再生した。

 

ランニングを終えてシャワーをあびて次にやるべきことを考える。

まず仕事。実は数ヶ月前にヘッドハンターから誘われて某社の社長とあっていた。あまり相性が合わない印象だったので断るつもりだったが、もう戻る道はない。ぜひ面接をうけたいとヘッドハンターにメールをした。

次には弁護士に連絡をした。実は1年ほど前に妻も突然 会社から解雇をつげられ労働争議になるくらいの状況があった。その時に友人から紹介をうけたのが、この弁護士の先生だった。妻と会社の揉め事のときにやはり弁護士がいるのといないとでは大きな違いがあると思った。

弁護士は、明日すぐ会いましょうといってくれた。

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