53才のリアルタイム リストラ日記

突然 リストラを通告された53才 サラリーマンの物語をリアルタイムでお伝えします。

前夜〜自己効力感 - 2020年3月10日

あっという間に面接試験前日となった。一週間必死で勉強した。キャリアコンサルタントの国家試験以来、こんなに勉強した。

コロナへの感染予防の観点から会社は全面的に在宅勤務となった。毎日のルーティーンは、朝5時に起きて小1時間ランニング、自宅から公園へ、そして最後は地元の神社へ。

今年の正月に引いたおみくじは中吉だった。いただいた言葉は

”神の試練の苦悩の石に己が心の玉磨く”〜苦しい事、辛い事、悲しいことが全てが神様から与えられた試練である。過去を振り返り、自己の行為を反省し心を磨き 誠心をつくして家庭を守り仕事を大切にし、ただ一筋に神様を大事にすれば道がひらけます。

思いもかけぬ禍い起こりて心痛するが心正しく身を慎めば年永く音信の絶えし縁者または他人の便りありて喜び事が出てきます。何事も運に任せ思い煩うな。

 

この神社のおつげは本当にあたり、子供の祝い事や受験や厄払いなどすべてお願いしてきた。息子、娘の受験の際は、数ヶ月 毎日お参りした。

神社で念じていたのは「きのうも家族を大事にし、人に感謝し、自分を磨きました。どうか力を貸してください。」という言葉だった。この言葉を念じると自然と会社への怒りの気持ちが消えていった。人間というのは不思議なものだ。

ランニングを終え、家族の朝食を準備しおわると午前中に集中して仕事に取り組んだ。

午後3時以降は勉強タイムである。うとうとと眠りに落ちるまで机にむかった。

一週間猛勉強をしたものの、どんな課題がでるかはわかっていない。事業企画書の書き方をいろいろな方向で勉強し、その会社の現状の、財務状況、推進状況、マーケットでのポジションありとあらゆる公開資料を読み込んだ。

勉強をすすめて行くと、焦りよりも自分が現在持っている能力を研ぎ澄ましている感じに満足感をえていた。一種の自己効力感、自分はできるはずだという感覚が湧いてきた。

それでも面接試験前夜、寝付けずワインを数杯飲んだ。

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